くりくら日記

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2.8mile主催『妖精郷まで何マイル』について、あとすこし書き足すことがあるとしたら、そのに
《妖精郷まで何マイル》は、多くの…ほんとうは、もっと沢山のはずでしたけれども、とにかく、多くの方の手元で、楽しく回り、喜んでもらえ、楽しんでもらえました。

沢山の温かい感想をいただきました。
これが完成させられたこと、本当に本当にうれしかった。
もしかして、病気が治るんじゃないかと。そんなことさえも思いました。
(いまもまだ、ちょっと期待しています。それくらいのボーナスがないと、やってられない)

……そして、急転直下で、色々なことがありました。
もうみなさんよく御存じと思われますので……今更あれこれここでは、語りません。

主催者の逃亡(なお、いまも、なんのはんせいもなくげんきげんきなのであんしんしてください、みなみなさま)、
その後の私の無様なヘルタースケルター、誰かがするべき、そして誰だと言われれば私がするべきだった対応がひどく遅れたことには心からお詫び申し上げます。

現在弁護士と相談の上、対応中ですのできにしないで下さい。
2.8mileはとにかくまるで、向き合う気も責任を取る気はありませんので、まるっと投げて放置、ということができないことをお許しくださいませ。
必要なことはこちらでせざるを得ません。人として、クリエイターとしての道理にもとります。
ただしそれにより、何らかの責任を、盗作加担者・非合法販売者として問われることはない、とのことですので、ご心配なく。


……あなたの御手許にあるそのCDは、爆弾でも、危険物でも、なんでもありません。
持っていることで何かあなたに禍を招くようなものでは、ないのです。
ただ、盗品を売るわけにはまいりません。
必ずお金は(2.8mileの財布から)返します。

盗作を受けた方々には、逃げ回るよっちさんに代わって別人からとなることをまず詫びた上で、報告と謝罪にあたっております。

本当に申し訳ないことをしてしまった……と、心から思います。様々な理由で。


皆で話し合いました。その結果として、一度、この作品は眠りにつくことになります。
《妖精郷まで何マイル》は、あなたも参加したあの愉快なパーティーは、確かに存在したのだと、ひとりでも覚えていて下されば幸いです。

《妖精郷まで何マイル》は、幻の作品となることに決まりました。

リビルドができるとしたら、その可能性があるとしたら、はるくんがもし、もしも、よっちさんから独立し、まともになって、作曲活動を三年くらい続け……そして立派になって、「あの時は御迷惑をおかけしました!2.8mileの、はるです!」と、見違えるような姿になって、かえってきてくれたとき、でしょうか。
おいおまえにかかってんだよわかるか。他人事みたいな顔してんなよ。
(すみません何かがはみ出しました)

これは、よっちさんに捧げた作品でした。
ケルトをテーマに、コンピをテーマに、作った人も聴く人も皆を主役に、そして、よっちさんへの私達からの、不恰好でも精一杯の贈り物でした。

だから、例えば今のままの状態で。
中の人を変えて、楽しいパーティーを、そのままなぞって……そこに一体、何の意味が?
そんな白々しいことは、できません。聞く人だって、つらいでしょう。
あそこには、本当の気持ちだけが、ほんとうのことだけが詰まっていた。
そう信じて、Epitaphへと、送り出そうと思います。

わたしは、色々なことが落ち着いたら、この作品の為に絵を描こうと思います。
それは、それぞれの喪服を着たメインキャストが、花を手に、横並びに立っている絵です。
真ん中には、小さな棺が。
そこにいないメンバーは、やはり、彼女でしょう。
これはまた、ヘルベチカのタチの悪いドッキリかもしれません。空気が読めないので、それくらいのことはやらかします。
あるいは、珊瑚の魔女パラティーナの双子の妹、真珠の魔女バロックが、お得意の逆恨みと妬みでなにかをやらかしたのかもしれません。

Krik/Krakはもともと、妖精についていくつかの未発表のネタを持っております。
今後、ここに出てきた人たちは、またそこにも顔を出したり、出さなかったり、するのかもしれません。


最後に、セリドウェンについて。

名前はずっと迷っていました。
フレデリカ、にしようかと。
でも、ケルトだし。
それくらいはそれらしい方がいいのかなとか。
でもケルトっぽい名前ってよくわからない。うーん。

そんなときに、祝福された詩、という意味を持つケルト系の名前だと知って、セリドウェンという発音しにくい名前を、メインキャストの中では本当に最後に、彼女に与えました。
わたしたちからの、気持ちでした。

わたしがトラック13で引用した、ハインラインのあまりにも有名な傑作SF小説、『夏への扉』にて、リッキィ(フレドリカ)は相応しい時が来た時、自らの意志で、愛する人の為に長い長い眠りにつきます。
幸せな未来を信じ、それを勝ち取ることに賭けて。

だから、セリドウェンがいちど眠ってしまっても、それは、未来に備えての眠りなのかもしれないのです。
何十年もの眠りは、死に等しくとも。
幸せな結末が、実現するかどうかも未確定でも。

リッキィは賭けました。
そして、勝ちました。

セリドウェンは、どうでしょうか。

でも、どうしても、残された方にはきっと悲しいから、皆さんにはお見せしませんけれど。
棺の中の幼い顔は安らかに微笑んでいたと、それだけをお伝えしておきます。



……感傷的に過ぎるでしょうか。これでも精一杯、努力しました。
わたしたちが苦しみ続け目を背け続けたものは、ただただ、生まれたばかりの作品が闇に葬られるという、その事実であり、絶望でした。
それは自分勝手なエゴだともわかっています。

でもせめて、どうかこれくらいの悲しみを永遠に胸に抱くことくらいは、どうか、お許しください。

サブタイトルをもう一度ここに記します。墓碑銘の代わりに。

Happy birthday, dear Cerridwen.



★5/23追記。

あとで時間があれば、私が書いた以前の日付の、皆様に状況をご理解いただきやすいであろうメール等の記録を、鳥島が別に持っていました。
それについて纏めて追記をします。
どの程度の意味があるのかわかりませんが…


また、まだしばらく、妖精郷が喪に服す絵は描けないと思いますので、かわりのものを。





色々確認の為色々なものを漁っていて見つけたもので、あまり全体像は見せていなかったような気もするものです。

最終的にポストカード等にしたのとは別の、これはこれで完成した違う絵、死者の肖像画なので、誰かの代わりに、今ここに置いておくことにします。

彼女の名は、ハリエット・オールドカースル。
まだ予告だけして表に出せていない、XXIという作品に登場する人物です。

告知用のポストカードやポスターに使用したものはもう少し手を加え、生きているように見えるふうに装ったものです。
たぶんこの本来のバージョンの全体像というのは、あまり見せていなかったかなとか、よく覚えていませんが…

なにかの、誰かの代わりになるかもしれないので、何も今トップ絵にはしませんが、ここに貼っておきます。


(繭木)









01:22 | 非常に大切なお知らせ | - | -